AnalogDiscovery2用フロントボックス(操作箱)キット

多機能な測定器 AnalogDiscovery2を一般的測定器と同じ使い易さにします。

多機能な測定器 AnalogDiscovery2ですが、購入時の接続コード直出し状態(下図)ではオーディオ機器等の測定には不便です。
フロントボックス(操作箱)に装着すれば、一般的測定器と同様な使い易さを得られます。
本品はキットですので組立作業が必要です。 本品にはAnalogDiscovery2は含まれません。


購入時のAnalogDiscovery2

特徴

フロントボックスは測定対象と接続する為のBNCコネクタと測定条件を設定する為のスイッチ類、そして雑音を排除し安定した測定を実現するシャーシを備えます。
本フロントボックスはオーディオ機器の測定を目的に設計しました。
従来は数台の測定器を必要としたオーディオ機器の測定がフロントボックスとAnalogDiscovery2の組み合わせだけで行えます。
加えてフロントボックス前部にはAnalogDiscovery2の入出力端子がそのまま延長された延長コネクタを設けました。
延長コネクタによりAnalogDiscovery2単独と同じ使い方も可能です。

入力機能

BNC入力端子
2チャンネル分の正相・負相・トリガ入力用BNC端子を備えます。
AnalogDiscovery2の特徴である差動入力を生かし、オーディオ機器のバランス出力の測定もできます。

AC/DCスイッチ
直流の重畳を排除し交流信号のみを測定するAC測定を選択できます。
ACを選択すると0.01uF/630Vのコンデンサを通して計測されます。

HIGHT/600Ωスイッチ
入力インピーダンスを単相当たり1MΩの高インピーダンスと単相当たり300Ωの低インピーダンスとに切り替えます。
600Ωを選択すると、正・負相間で600Ω負荷となり、バランス出力を持つオーディオ機器の測定に適します。

SINGLE/DIFFE.スイッチ
正入力のみを用いる単入力測定か、正・負入力を用いる差動入力測定かを選択します。
SINGLEの場合はAnalogDiscovery2の負入力はグランドに接続されます。
オーディオ機器のバランス出力測定時にはDIFFE.を選択します。

出力機能

BNC出力端子
AnalogDiscovery2の任意波形発生器からの2チャンネル分の出力用BNC端子を備えます。

出力調整ボリューム
出力電圧を調整する1KΩボリュームを備えます。
AnalogDiscovery2画面にも出力電圧調整機能がありますが、AnalogDiscovery2画面で電圧を絞ると波形を生成するDA変換時のビット数が減少し歪率の劣化と波形精度の低下を生じます。
オーディオ機器の歪率測定等ではAnalogDiscovery2自体の発振出力は高電圧に固定し、出力調整ボリュームにて減衰すれば低歪・高精度な低電圧信号を得られます。

延長コネクタ

フロントボックス前部にはAnalogDiscovery2の入出力端子がそのまま延長された延長コネクタを備えます。
延長コネクタによりAnalogDiscovery2単独と同じ使い方も可能です。

回路図

フロントボックスの回路図

基板


組立を終えた基板表面

筺体(シャーシ)

安全で安定した測定を実現する雑音防止効果が高く、堅牢な鋼板製筺体(シャーシ)です。


組立済み前面

組立済み後面

AnalogDiscovery2を挿し込んだ状態

AnalogDiscoveryの装着

AnalogDiscovery2用フロントボックスにはAnalogDiscoveryも装着できます。
しかしAnalogDiscoveryの横幅はAnalogDiscovery2より短いのでホルダーとの間に隙間が出来ます。
この為AnalogDiscoveryは脱落しやすくなります。

その他

価格

フロントボックス基板+筺体(シャーシ)キット 8,000円(税込8,800円、送料別)
基板及び基板上の全部品+筺体(シャーシ)及びツマミ等外装品のキットです。

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