LM1875 反転増幅 DCパワーアンプの製作
測定

2025 (c) S.Yoshimoto

特性一覧

最大出力　6Ω負荷	15W+15W
増幅度	25dB 19倍
周波数特性	DC～90KHz　(-3dB)
歪率特性 100mW	0.03%
歪率特性 1W	0.04%
歪率特性 10W	0.05%
残留雑音　無補正	0.52mV
残留雑音　80kHzLPF補正	0.16mV

周波数特性

出力周波数特性

AnalogDiscoveryとFRAPlus自動測定アプリの組み合わせにて測定

DCアンプですので1Hzまで同一利得です。
高域の再生帯域は90KHzです。それ以上の周波数は綺麗に減衰しています。

歪率特性

出力歪率特性
AnalogDiscoveryとFRAPlus自動測定アプリの組み合わせにて測定

1kHzと100Hzで低い歪率を得ました。
10W以下はAnalogDiscoveryの測定限界(0.03%)に達しています。
10KHzの歪率が劣っていますが、実用上十分な低歪率です。

10KHz方形波応答

10KHz方形波応答　6Ω負荷時
クリックすると拡大されます。


6Ωのみ	6Ω+0.01uF	6Ω+0.047uF	6Ω+0.1uF	6Ω+0.47uF

容量負荷に対して非常に安定です。
0.47uFを負荷した時のみ小さなリンキングを生じます。

10KHz方形波応答　無負荷時
クリックすると拡大されます。


無負荷	0.01uFのみ	0.047uFのみ	0.1uFのみ	0.47uFのみ

容量のみ負荷に対して安定です。
0.047uF負荷にて微小なリンキングが生じます、0.47uF負荷でもリンキングは小さく安定です。

出力端子のDCオフセット

利得20倍のDCアンプですが出力端子に現れるDCオフセット電圧は小さく抑えられています。
電源投入直後で+25mV程度、20分程すると-7mV程度で安定します。

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